積立利率変動型終身保険について考える

積立利率変動型終身保険ってどうなの?定期預金を積み立てていくのと掛け捨ての保険、等々と比較検討してみました
ETFでコストを削減| インデックスファンド活用術| インデックス投資コラム| 手数料が安い証券会社は?| 投資信託で失敗しないために| 投資信託の税金と確定申告| 投資信託ブログ| 海外投資でリスクを低減|

インデックス投資でラクラク投資信託生活 > 投資信託ブログ > 積立利率変動型終身保険について考える

積立利率変動型終身保険について考える

先日、保険マンモスに生命保険の見直し相談を行った際にお奨めされた終身保険が「積立利率変動型終身保険」です。

話を聞く限り、メリットばかりでお得な貯蓄対象に思えるのですが果たして本当なのでしょうか?

積立利率変動型終身保険のメリット
(数字は35歳、3000万円の終身保険を契約した場合)

  • 保険開始時から万が一のときにはいつでも3000万円の保証が得られる
  • 積立額は約1900万円だけど3000万円の保険契約が得られる
  • いつ死んでも3000万円
  • 65歳以降なら解約返戻金がプラスになる

つまり、35歳から60歳までの25年間で1900万円を払い込めば死ぬまで3000万円の保証が得られ、且つある程度年をとってからなら解約しても解約返戻金がプラスになるという保険です。

数字だけ見るとどう考えてもお得に見えるのですが・・・

しかしですね。
投資家的に考えると、投資というのはリスクをとった分だけリターンが得られるわけで、一方的に有利な保険など有るわけがありません。

そんなものがあれば、みんなそこに預けますからね(笑)

今回問題になるのは保険の期間です。
解約返戻金がプラスになるまで30年くらい資金が保険に固定されてしまうことです。

そして現在の予定利率は1.75%
今、日本の金利は最低レベルですから、この利率が悪い時にこれほど長期の契約をするのは得策とは思えません。

もちろんそのための「積立利率変動型」なのですが、果たして自分で運用していった場合と比べてお得になるのかは微妙なところ。。。

ちなみに、ざっと計算してみると
月に保険料と同額程度の64,000円を25年積み立てて、平均利率が3%であった場合、25年後の60歳の時には元利合計で2900万円ほど貯まることになります。
(ちなみに、解約返戻金がプラスになる65歳の時には3300万円に増えます)

保険という「お金が固定化されるというリスク」をとらなくても実は同程度の運用は可能です。

なら、保険に入らないで積み立てた方がお得なの?
って思いたくなりますが、話はそう単純ではなくて、3000万円積み立てきるまでの保険はどうするのか?という問題は残ります。

60歳までの定期保険に入るには月に3500円くらいかかります。
これが25年で105万円。

同様の保険内容を考えると、このお金は運用益から引かねばならないので、保険に入らず積み立てた場合のリターンは10万円ほど少なくなります。

という、計算になるのですが結局のところこれからの金利動向がどうなるか分からないし(と言ってもこれ以上下がることはない)、今決断するのは時期尚早ではないかなぁと思います。

結果が同程度なら、資金が固定化されるリスクをとらない方が人生の自由度も高いですからね。

というわけで、やっぱり僕はインデックス投資でコツコツ積立を行おうと思いますよ(笑)

保険マンモスの無料相談に申し込む?

「投資信託ブログ」の記事一覧

コメント (0) | トラックバック (0)

投資信託ブログ
«保険マンモスってどうよ? ←前の記事 
「積立利率変動型終身保険について考える」に対するコメントを下さいな♪

コメントを表示する前にこのサイト管理人の承認が必要です。承認されるまではコメントは表示されないのでしばらくお待ちください。









「積立利率変動型終身保険について考える」へのトラックバック

この記事へのトラックバックURL:
http://life-k.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/463

投資信託で失敗しないために
 
インデックスファンド活用術
 
海外投資でリスクを低減
 
ETFでコストを削減
 
投資信託の税金と確定申告
 
インデックス投資コラム
 
手数料の安い証券会社は?
 
スポンサードリンク
 

since 2007/11/11 Copyright (C) インデックスファンド&ETF. All Rights Reserved