銀行は信用するなという話
一時期、経営危機が騒がれた銀行ですが、最近の決算は好調なところも多いようです。そんな銀行の利益の多くが投資信託等の販売による手数料収入だっていうのだから驚きです(汗)
銀行って預金などで集めたお金を運用して、その運用益で利益を出すものだと思っていたのですが・・・
僕もそうでしたが、銀行には「安全・確実」な資産運用をしてくれる場所というイメージを持っています。
だから銀行の窓口で、「こちらの商品の方が利回りが良いですよ」なんて勧誘された日には、「お得な定期預金」くらいの感覚で投資信託を買ってしまうかもしれません。。。
しかし、投資信託は値下がりするリスクがある投資商品であり、元本が保証された定期預金とは全く別の商品なんです。
銀行はコレまで積み重ねた信用を武器に投資信託を売りまくっているのですが、そのことが「騙された」とか「損した」とか「投資信託は2度とゴメンだ」という評判につながっているのではないかと思ったり思わなかったり。
窓口担当者もピンキリでロクに知識のない人もいるっていうし。。。
投資信託の販売手数料について考える
さて、そんな銀行の投資信託ですが「手数料収入で儲かっている」という点に注目したいところ。
銀行の経営が持ち直しちゃうくらい手数料で儲かっているのだから。。。と考えると、何となくホントのことが見えてきます。
「投資信託の手数料って・・・?」に書いたとおり、投資信託は購入する窓口によって販売時の手数料が異なります。
できるだけ余分なお金は払わない方がいいので、投資信託の購入時には販売手数料の安い窓口を選択するのが基本なのですが、残念なことに銀行の販売手数料って高いんですよ・・・
たとえば・・・
僕が購入している「インデックスファンドTSP」はマネックス証券で買えばノーロード、つまり販売手数料が無料です。
おまけに信託報酬も0.546%と格安。
一方、木村佳乃さんのCMでおなじみの三井住友銀行。
木村佳乃さんは好きなのですが、投資信託はどうでしょうか?
おっと。。。なんと、驚いたことにTOPIXに連動する投資信託は取り扱ってすらいないようです(汗)
ちなみに近いところでは、日経225に連動する投資信託「三井住友・225オープン」なのですが、この手数料が熱い!
「1,000万円未満 1.05%、1億円未満 0.7875%、1億円以上 0.525%」
いや。。。一億円も資産持ってる人は投資信託とかしないから(たぶんw)
僕のようなごく普通の人が100万円もって投資信託を始めようするといきなり10,500円も手数料を取られちゃいます。
そりゃ儲かるわ。
もう一つ、東京三菱UFJ銀行も見てみましょう
東京三菱UFJ銀行で取り扱っているのは「三菱UFJ TOPIX・ファンド」です。
販売手数料は、「1億円未満 0.525%、1億円以上 0.315%」、ってまた一億円の壁が(笑)
こちらでは、100万円の投資で、5,250円の手数料が取られちゃいます。
三井住友銀行よりは良心的といえますが、いきなり5250円も損するのはがっかりですね。
銀行の投資信託ってどうなの?
上記では比較しませんでしたが、販売手数料の他に信託報酬が高いものも多く、最終利回りを考えた時に投資対象として価値がありそうなものはほとんど見つかりませんでした。
というか、そもそも銀行で扱っているものは手数料が多くて販売側が儲かる系の商品が多いですからね・・・(ちなみに、販売窓口へは裏で信託報酬からもキックバックがあります。。。)
窓口に行けば、担当者の人がそれこそ一からいろいろ教えてくれます。
そのことに対して手数料を払う価値があると考えるならそれも考え方だとは思いますが、インデックス投資なら銘柄選定の必要もないわけですし、自分で勉強して手数料が安い窓口で買った方が良いのではないでしょうか?
自分で勉強すればいろんなことに興味がわいてきます。
その時勉強したことはきっと自分の財産になりますよ♪
以下は手数料の安い投資信託を積極的に扱っているネット証券です。
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