インデックスファンドの選び方
さて、実際にインデックスファンドを購入してみたいと思います。
これまで書いてきたとおり、インデックスファンドを利用することで安全にそこそこのリターンを目指すことが出来るわけですが、では、インデックスファンドなら何でも良いのかといえばそれは間違いです。
一口にインデックスファンドと言っても、連動する指数によって様々な種類があるほか、同じ指数に連動するものでも運用する会社によっていくつか選択肢があります。
インデックスファンドは手数料で選ぼう
インデックスファンドは公表されている指数を目指して運用されるファンドのため、指標が同じなら基本的にはどれを買ってもパフォーマンスは変わりません。(実際には、トラッキングが巧いファンドと下手なファンドがあるのですが、長期スパンで考える場合誤差の範囲内といえるでしょう)
と、なると選択の基準は手数料ということになるのですが、これが販売・運用会社の選択によってバカにならないほど違ってくるのでじっくり考えねばなりません。
たとえば、各種手数料が最安値レベルにある「ニッセイ TOPIXオープン」をノーロード(販売手数料無料)で購入できる投信スーパーセンターxで購入した場合と、手数料が最高値レベルにある「ドイチェ 日本株式ファンド(トピックス連動型)」を三井住友銀行の窓口で購入した場合を比較してみましょう。
仮に同じ100万円を投資し、年間5%の利回りで20年間運用したとすると以下のようになります。
ニッセイ TOPIXオープン | ドイチェ 日本株式ファンド (トピックス連動型) |
|
販売手数料 | 0% 0円/回 |
2.1% 21,000円/回 |
信託報酬 | 0.525%/年 164,000円/20年 |
0.7875%/年 235,000円/20年 |
解約時信託財産留保額 | 0.3%/回 6900円/回 |
0.3%/回 6,400円/回 |
最終受取金額 | 2,290,000円 | 2,137,000円 |
なんと、手数料が高いものと安いものの選択を間違えただけで、153,000円もの違いが出てしまいます。もし投資金額が1000万円だったら150万円以上の違いです!
このことから、インデックスファンド選びでは手数料に注目するのが重要なことが分かっていただけるかと思います。
次のページでは、投資信託に関わる代表的な手数料について解説します。
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